素人が好き勝手に書き散らす

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そろそろ にちようチャップリン 2019/03/16

1 U字工事

 安定感があるし、二人の醸し出す雰囲気も栃木弁もネタも、ほのぼのとしているのでゆる~く見る分にはちょうどいい。

 強いてもう少し笑いたいなあと思ったのは以下の点。

 まず、「益子が働く~」「自分で言うんじゃないよ」のくだり。そもそもボケが弱めなので、「自分で言うんじゃないよ」というツッコミも無理やりツッコんだ感じがする。ここはそもそも別のボケ方をした方がもっと大きな笑いを作れただろう。

 あとは、前半と怒りの中盤とのギャップをもう少し大きくしたらいいかも。益子ってよく見るといかつくて体格も良いしちょっと怖いんですよね。だから怒った時が一瞬だけ、リアルすぎてしまう。もうそう感じた途端、笑いが引きつる。とはいえ、すぐにボケるからまたしっかり笑えるんだけど、この一瞬のリアル感を消すためには、やはり前半でもっともっと腰が低くて柔らかなバーテンダーを演じることではないだろうか。

 

 

2 金属バット

 やっぱりまずは見た目から入ってほしいなあ。どうしても気になってしまうよ。見た目イジッとくれよ。気になってしょうがないよ。気になるっていうのは、期待でもあるんだから、むしろおいしい起爆剤になるはずなのですが・・・もしかして、あえてのイジらずなんですかね。「普通、個性的な見た目はいじるでしょ、僕らは違いますよ」という、ある意味でのアバンギャルドな姿勢なのだろうか。それはそれで良いのだが、観客にも伝わるようにしてほしいですね。

 ネタパレでもそうだったが、ツッコミの意図が時々分かりにくい。

 「お見合い行ってきたんよ」に対する、「終わったな、お前。最悪やんけ」とはどういう意味なのか。お見合いに行ってきたことがなぜ最悪なことなのかがよく分からん。だから観客も反応できていない。

 「バズってる」というのが、特殊なツッコミなので、耳には入っても頭に入りにくい。これは内容ではなく、話し方の問題だと思うのだが、こういう特殊なワードを放り込む時はもう少しハッキリと明確に言ってほしい。四回目ぐらいでやっと「やっぱりバズってるって言ってたのね」と分かる。

 「犯すやないか」は衝撃ワードだから勢いで笑いそうになるが、これも「いや…ん?」と思考停止させられてしまう。女を殴る→犯すになるかな?うーむ。ここも含め、全体的に説明不足感。

 彼女の「けっこん」ボケの後は、やはり「うえい」じゃなくてガッツリツッコんでほしかった。好みの問題かもしれませんが。

 レジェンド傭兵もしかり、後は全部おもしろかった!

 

 

3 天竺鼠

 完璧ですよね。変な男がこれ見よがしに隣で「はあ~あ~」言ってる。もう、これだけで観客の期待度はぐんぐん上がりますよね。で、少しずつ手を変え品を変えつつも、言ってることはずっと「はあ~あ~」だけ。笑うに決まってる。しかも落ち込んでるからため息ついてんのかと思ったら、「はあ~あ~。幸せ!」って。ここで爆発して綺麗に終われます。

 

 

4 品川庄司

 見た目でボケる入り。その後も、自分をイジるボケもツッコミも的確でテンポも良いし、安定感・面白さ、言うことなしですね。私には直したほうがいいんじゃないかと思うようなところが分かりませんでした。